汗をかくのを運動目標にすると熱中症になるので止めましょう

こんにちは。

社会保険労務士の福井です。

 

オリンピック、なんだかんだで見ちゃいますね。

さて、子供がテニスを習っているフィットネスジムのトイレに貼ってある広告宣伝の文言を見て気になりました。

 「汗をかいて脂肪燃やそう」的なことが書いてあります。

 

残念ながら汗をかくのは体が暑いからで、暑くてもエネルギーを消費しているわけではありません。

 

汗をかいても脂肪が燃えてない時がある…

汗をかかなくても脂肪が燃えている時がある。

ということです。まったく燃えないわけではないですが微々たるものです。

 

特に「汗をかくのが目的のため厚着して運動する」には注意する必要があります。

暑いから運動強度が上げられない・長く続けられない(運動効果が得られない)。熱中症のリスクも大

戻って喉が渇いているからビールがぶ飲み

これだとせっかくの運動が勿体ない事になっちゃう。美味しいビールは飲めますが…

 

せっかくだから汗を出しながら運動をしよう!

日焼けは良くないのでUVカットのウェアで肌は保護(それでも炎天下は運動しないほうが良い)。運動前に1時間くらいかけて水分を可能な限り飲む(水分、エネルギーは運動前に摂る。早朝ならエネルギー取らずに朝飯前だと脂肪がよく燃える)。運動中は15分おきに水分補給(1時間以上で暑い場合。運動後にのどの渇きを感じないくらいが良い)。出来れば時間は早朝がお勧めです(ほんとに暑くない)。関節が痛い方は身体が温まっている夜のほうがよいでしょう。この状態で普通に運動します。暑さに対する身体の適応(暑熱適応といいます。体力の指標のひとつ)は人によって違いますので、徐々に慣らしていきましょう。

これで脂肪燃焼と暑さに強い身体が同時に手に入りますよ。

 

逆に寒くても脂肪が燃えるパターン。

真冬の令和3年1月11日に練習したときのデータが下の通り(実はこれが出したかっただけ?)

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最初の5℃からガタガタと下がっているのは室内から外に出たためで、基本的にマイナス5℃以下の日でした。夜明け前に高尾山の方に行った時のデータです。

こんな日は汗ほとんどかきません(家の近くでダウンしてると乾いちゃうくらい)。帰ってきて風呂に入るのは身体を温めるため。それでも2時間走って1000kcalくらい消費しているので脂肪は燃えているはず。

 

最近は梅雨明けするといきなり気温が30℃以上になってしまい夏の昼間に気持ち良く運動できる状況ではなくなってしまいました。でも何もしないではもったいない。早朝もしくは日暮れ以降の気温が下がる時間に無理せず運動を継続して、食欲の秋・運動の秋を楽しく過ごせるよう体調管理していきましょう。 

 

東京都羽村市社会保険労務士やってます♪

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