銀行振込手数料引下げの報道で思うこと

こんにちは。

 

社会保険労務士の福井です。

 

3月2日に銀行振込手数料の引下げが報じられました。下はNHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/amp/k10012893811000.html

 

40年以上も銀行間振込手数料は変わらなかったらしい…

これがほぼ半減するって。

 

別に振込手数料の高い低いは個人的にはどうでも良いかな。定期を組めば月3回まで手数料無料とかあるし。

 

これが会社の振込みになると大変です。

かなりの経費節減になると思われます。

例えば、三井住友銀行の他行あてEBでの給与振込は330円/件。

給与振込を1,000名の会社で全員他行だとすると330円×1,000名=330,000円

これが一年間だとすると、

330,000円×12カ月=3,960,000円!!

売上比率だと大したことはないかもしれないが、金額だけ見たら人件費一人分くらいになる。これが半減ならかなりの節約効果があるが、銀行としては利益の減少となる。

 

それと同時に、以下の法律改正が昨年行われ、今年の夏にも資金移動事業者(銀行ではないけど送金サービスを行う企業)が100万円を超える送金が可能となるそう。

 

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昨年10月のブログでも書きましたが、政府は従業員給与の支払先が銀行口座ではなく、デジタルマネーに直接振り込むことを合わせて検討しているので、銀行は大変です。

https://miraiemawarimiti.hatenablog.com/entry/2020/10/07/104526

 

しかし、今まで振込手数料が自動的に収益になると考え、思考停止していたのがフル回転で収益の創造にシフトしているようです。

 

思考停止に陥ってしまう。

そう、これがマズイ。

現状維持バイアス。人間は変化を嫌います。今まで通りコンフォートがいいんです。

 

しかし、現代は過去の実績が通用しない。新しいものがどんどん出てくるので、常に変化できないと。

 

書いてて怖くなってきたけど、なんでも挑戦できるよう日々努力。

毎年何かを変えることを心掛けます。

 

 

東京都羽村市社会保険労務士やってます♪

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