こんにちは。
社会保険労務士の福井です。
今回は令和2年6月5日に公布された年金制度改革の第2段をお伝え。
65歳以上で厚生年金の加入者は、毎年納めた保険料に応じた年金の改定が毎年10月に行われるというお話(機関車トーマス風)。
その名は「在職時定時改定」
長女作 ↓
なんか当たり前と思うなかれ。現在は厚生年金加入者の年金額改定は以下のタイミングしか行われていません。
- 退職した時
- 70歳になり資格喪失した時
そのため在職中には年金額が増えることはありませんでした。退職時にまとめるより在職時に増えた方が就労継続する確率が高いのではないかと推測されます。
この改定は、働き方改革の中、70歳までの雇用を視野にいれ「毎年少しずつ増える年金と就労による給与を合わせてなんとか70歳まで頑張ってください」という政府のメッセージです。もう70歳までの就労は既定路線ですが、それも人それぞれの選択。これから定年を迎える方は定年後の振る舞い方(そのまま又は日数を減らして就労、地域コミュニティでの社会貢献活動、それまでの知識と人脈を生かした起業など)を定年前からイメージして自分がやりたい人生をデザインしましょう。
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